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3色印刷一応成功 [3Dプリンター]

どうやらフィラメントの違いにより多色印刷の成否が分かれるようだが、理由がさっぱりわからない。Palette3のサポートサイトでは、必要に応じてエクストルーダーのキャリブレーションする価値があるとのことで、その方法を別サイトだが紹介していた。試しに激安PLAとPolyTerraで比べてみたが、両者に差はなくどちらも設定値通りに吐出していた。

埒が明かないので激安PLAで少し規模の大きいサンプルを試してみた。設定は以前の本ブログ掲載通りだ。一応うまく行った。
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一応というのは、白部分に若干の「色移り」があるから。よく見ると上部の白にうっすら赤が混ざっている。本ブログでは色を間違えているのを「混色」と表現しているが、これではない。色の切り替えは最後の層まで完璧だった。色替え後ノズル内の前色をパージタワーに吐出するのだが、量が不十分だったようだ。

濃い色間なら多少残っても目立たないが、白に色替えする場合は、この吐出量を多めに設定すべきだった。CANVASには色替えをマトリクスで表現して、from、toの組み合わせで個々の吐出量を設定できる。今回はデフォルト値(たしか105mm)なので、白方向(この場合は赤→白)を多めの110mmとか115mmに設定すれば色移りは軽減できたはずである。よく見ると青→白も同様に色移りしていたが、この組み合わせはよく言われるように目立たない。少し青が混ざることで逆に白が引き立つこともあるようだ。

Palette3の動作としては成功とみなせる。しかし本体18gに対し、パージタワーが51g。相変わらずゴミの量は多い。そしてこの程度でも5時間40分も要した。CANVASでは確か3時間少々と表示されたのに随分開きがある。

今更だけど多色で作りたい明確なものがあるわけではない。面白そうだからと買ってしまったが今後どうするか思案しどころだ。PolyTerraでの失敗の原因くらいは究明しようと思うが、その先何を作るべきか、混色よりもそちらの方が大問題な気もする。

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Palette3 Proもはやお手上げか? [3Dプリンター]

設定がうまく行き本格的なプリントに着手した矢先、いきなり失敗した。

いつもの3DBenchyを、最初は2色から挑戦した。3DBenchyには多色印刷向けにパーツ分割されたデータも有り、さらに2色向けのデータもある。
スクリーンショット 2022-04-24 11.28.35.png品のいい色合いを選択して(手持ちのPolyTerra3色から選んだだけだが)プリント。ツールの想定は3時間少々のはずだが実際は5時間以上かかって、またもやゴミを作ってしまった。
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IMG_3643.jpegこの通り混色がひどい。よく見ると甲板のあたりですでに混色している。後ろにあるのは色替えのときに生成されるパージタワー。ゴミ捨て場だ。持つとずっしり重い。重さを測ると、お船が12gに対しパージタワーは62g。お船5艘分だ。
苦労して設定値を見出したのにゴミばかり作っていくことに嫌気が差してしまった。もうヤダ。うまく行ったらPrusaのMMU2を超える6色以上で3DBenchyをプリントしようと思ったが、夢のまた夢だ。

後日気を取り直してリファレンスにしているモデルで試したがやはりダメ。アクセサリモードなるものも試したが、これもダメ。PolyTerraが全滅に近いが、フィラメントの差は一体何に影響するのかさっぱりわからない。まして対策もさっぱりだ。

FacebookやTwitterを見るに、Prusa MK3SとPalette3の組み合わせでうまく行っている人もいる。極意はどこにあるのだろう。今度フォーラムで聞いてみるか。全部英語だけどGoogle翻訳は賢いのでなんとかなるだろう。

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Prusa MK3S + Palette3/Pro設定方法 [3Dプリンター]

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Original Prusa MK3S(MK3S+含む)とPalette3(Pro含む)の相性はいいはずだが、余計な苦労をしてしまった。同じ目に合わないためにも忘備録として書いておく。ただし思い込みなどあるため、正確さは保証しない。

<前提>
・スライサ:CANVAS
・出力チューブ長:110cm
・コネクテッドモード

<造形物の大きさ>
・結論:消費フィラメント2m以下の造形物はプリントできない
・本体80cm、出力チューブ110cmの合計約2m以下のものは、チューブから
 出てこないのでプリント不可
・最初は小さいものでテストしたくなるので要注意

<Palatte3側のプリンタ設定>
●Loading Offset
・結論:MK3Sのデフォルト値(95mm)をそのまま使う
・エクストルーダーのギアからノズルまでの長さであり、入り口からではない
・ここで設定した長さだけPalette3本体から引き出したらプリント開始できる
・残り15mmあたりからプリント開始可能になるが、それ以前だと「Next」が
 押せず開始できない
・この値は生成したフィラメントの長さに影響を与えない

●プリンタへのフィラメントロード
・結論:自動ロードは使わず、エクストルーダーを回して95mmだけ送り出す
・Prusaの自動ローディングでは95mm以上費やしてしまう
・これにより色替えのタイミングが前倒しになって、初回色替えで失敗することもある
・ノズル内に前回の別の色があった場合、ロード時に繰り返しパージすると、
 色替えタイミングが早くなり確実に失敗する

●HM(Historical Modifier)
・結論:デフォルト設定の98%はNG、100%(もしくは101%)とする
・この値が低いと色替えが早くなり、デフォルト値では初回ギリギリ、2回目以降では
 混色してしまった
・100%始まりにしておくと、ping値は99%台もしくは100%台で推移する 

●出力チューブ長(Outgoing Tube Length)
・結論:110cmチューブの場合、+2の112cmと設定
・デフォルト設定値の110cmだとわずかにエクストルーダーギアに足りない
・ローディング時にチューブから引き出すことも可能だが、出力長を計測するエンコー
 ダーが不用意に回転する
・これは問題ではないかもしれないが計測に影響するかもしれないので、長めに出して
 おいたほうが安心できる

<CANVASの設定>
●スプライシングチューニング
・結論:まずは「4, 4, 4」で試す
・たまに接合部分のはがれや細ってしまう症状が発生
Palette3本体で実施するチューニングで「-1, 0, 1」に設定したら良好だったが
 本番ではがれが起きてしまった
チューニングでは1回の確認で80cmほど消費するのであまり繰り返したくはない
・とこかに「とりあえず4, 4, 4で試せ」とあり、その通りにやったら良好だったので
 以後その値を使っている

●その他の設定
・結論:デフォルトのままとする
transition(デフォルト30%)を増やすと(例えば40%など)、色替えの位置を
 後ろにずらせるが
上記をやっておけば位置関係で困ることはない

★記事先頭の写真は、失敗したフィラメントで作成したものでPalette3は使っていない。1回失敗すると約2mのフィラメントが使うことなく無駄になることも追加しておく。

<後日追記>
★結局この設定でも失敗した。もはやお手上げか。詳細は後ほど。
<さらに後日追記>
その後ようやく安定して多色できるようになった。その設定はこちらのページに記載した。


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Palette3 Proようやく納品するも、その後大苦戦 [3Dプリンター]

2021年8月末に早期発注したMosaic社の多色印刷アダプタ「Palette3 Pro」がようやく納品された。納期予定が2021年11月から2022年1月末に遅れるとは連絡あったものの、その後ナシのつぶてだったが、前触れなく(追跡コードなどの発送連絡なく)、3月末に突然納品された。輸入消費税は国内配送業者に直接払ったので、FedExなどのように立て替え手数料(1,000円)取られなくて済んだ。しかし送料も課税対象になってたみたいで、若干安くなった程度か。

ともあれセッティングして試しプリントする。最初はMosaic社のロゴのキーチェーンだ。
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この通りうまく行った。スライスはMosaic社提供のWEBツール「CANVAS」を使い、プリンタはPrusa MK3Sを指定。設定値はデフォルトのままだ。

幸先いいので別のモデルをプリントしたのだが、そこからが泥沼だった。悪あがきの内容をリストアップすると、
・PrusaSlicerのポスト処理環境「P2PP」を試す
・本体のバージョンを1つ戻す
・サポートページをGoogle翻訳を使いはじから読む
・フォーラムのそれらしいところを、やはりGoogle翻訳で読む
・各種設定値を変更しては試しまくる
・フィラメントを替えてみる
・etc、etc
数え切れない。3週間ほどもがき苦しんだ。症状は単純で、
・色替えのタイミングが合わず混色
・フィラメントの接合が弱く、途中で切れたりエクストルーダーで空回りする

その結果、こんな有様になった。
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IMG_3625.jpegゴミの山だ。死屍累々とはこのことか。

紆余曲折を経て、ようやくうまく行った。その設定内容は別の記事で書くとして、こんな感じでプリントしている。
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IMG_3624.jpeg右側のモデルは、よくよく見ると頂点部分が汚い。白に色替えしたとき、前の色を十分に捨てきれておらず混ざったままプリントしてしまったようだ。淡い色に変化する時は、CANVAS側で捨て量を多めに設定できるので、これを実施すれば解消するはず。もとより頂点が多いモデルはPalette3には非常に不向きなので、あえて多色印刷すべきではない。捨て量の比率が圧倒的多くなってしまうからだ。

ともあれうまく行ったので本格的にプリントしてみることにする。

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BuildTakもどきを買う [3Dプリンター]

季節柄3Dプリンタの造形が失敗することが少なからずある。多くは1層目の定着が弱くなり、
・鋭角部分で全く定着しない
・造形中に全部はがれてスバゲッティを製造
・一部はがれかかって底面が浮き、ノズルで押したくり造形品質が落ちる
などを発生しやすくなる。

そこで定着の良いBuildTakの模造品をアリエクに発注して先日納品された。所要2週間とアリエクとしては非常に早かった。購入したのはベースとなるスティールシートとBuildTakもどきのシート2枚だ。
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早速貼り付けて装着し、まずはファーストレイヤー・キャリブレーションを実施。
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調整はできたが、面で造形している部分がはがれない。
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力任せでやると、表面を削ってしまうので先に試しプリント。
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定着に関しては問題ない。はがれなかった部分は、ベッドを70℃に設定して熱さに耐えながら「ニトムズ テープはがしカッター」ではがした。なんとか取れたが、少しあとが残った。
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まぁ仕方ない。BuildTakはデアゴのマイ3Dプリンター「idbox!」や、Snapmakerにも同等品であるが使われているので素性はわかっている。定着はいいがはがしにくい。厚みがあるものははがしやすいので、PrusaSlicerのデフォルトでスカート部分が3層になっているのはありがたい。そもそもはがしやすさを意図しているのかもしれない。Prusa製品はよくできているとつくづく思う。


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残念なブラックフライデー [3Dプリンター]

11月末のブラックフライデーでは、3Dプリンター界隈も新製品の発表や既存品の安売りがあって結構賑わう。去年はいろいろ買い込んでしまったが、今年はいくつか大物があり買う買わないは別として大いに期待していた。が、色々残念な結果になってしまった。

●Prusa XL・・バカ高くて手が出ず

かれこれ2年前の同時期にPrusa MINIと同時に予告していた大型マシンPrusa XLの詳細と価格が発表された。CoreXYだけでなくZ軸のレベル調整そのものを不要にしたエクストルーダーや、ほぼ完璧なフィラメント切り替えシステムなど、新規開発の技術を盛り込んだスーパーマシンだ。価格も半完成品で$1,999〜$3,499とバカ高い。
発表前は、MK3Sが$749だからせいぜい$1,200程度のCoreXYマシンだろうと思っていたがいろいろな意味で予想を超えていた。機能は申し分ないがこの価格は想定外だ。20万円の個人輸入優遇額を軽く超えてしまって、満額の輸入消費税だけでなく無税だった関税も非課税にはならないかもしれない。今回は完全に見送りだ。

Snapmaker 10Wレーザーモジュール・・A150非対応
ブラックフライデー1か月くらい前から予告されていたが、いざ正式発表されると手持ちのA150には非対応だった。早期発注価格$399と安くはないが、8mm程度のMDFが切断できる能力は魅力だった。しかし非対応とは。
その後ユーザーが問い合わせたところによると、自動焦点のためのカメラ位置がA150では高さの上限があって不十分とのこと。言い換えれば、手動焦点なら使えなくはないとのことだった。しかし円安の昨今、無理して申し込む(納期は2022年2月以降?)必要もなく、様子見することにした。
それよりA150ユーザーを切って捨ててしまうSnapmaker社に腹立たしい。クラウドファンディングで出資する際、開始時間前にPCに向かい、争奪戦を勝ち抜いて入手したA150なのに、完全に過去製品として扱われるのは嘆かわしい。恩を忘れるようなSnapmaker社に未来はないと、誰も見ていないブログで怒りをぶちまけるしかない。

●マルチフィラメントシステムPalette3・・納期大幅遅れ
今年の8月に8色切替可能なPalette3 Proを早期申し込みしていた。11月もしくは12月早々には納品される予定だったが、世界的な物流の混乱から2か月以上遅れるとのことだった。納期は2022年2月くらいになりそうな気配だ。設置場所確保のためクローゼットの整理から始めたのに残念だ。

●BuildTak・・勘違いしてアリエクにコピー品を発注
PrusaのスムーズPEIシートは、気温が低くなると1層目の定着が不安定になり、PLAでも剥がれたり反ったりしやすくなる。去年の同時期は不慣れで懲りたことがある。囲いに入れて温度を安定させればよいが、現在の設置場所では囲いを置くスペースがまったくないし、中途半端な囲いを作りたくなかった。
そこでもっと強力に定着するBuildTakの購入を検討したが、一新したWEBサイトを見ると発送先はヨーロッパに限定しているようだった。世界的な物流の混乱で限定していると思い込み、アリエクにコピー品を発注してしまった。後日WEBサイト見ると、発送先は全世界が対象になっていた。先に見たのはWEBサイトの更新途上だったのか。早とちりで失敗してしまったが、随分安かったのでコピー品でも使えれば十分と思い込むことにした。

●防湿袋の空気漏れ
いつぞや購入したeSUNのフィラメント防湿袋だが、先日見たら空気が入って密閉性が失われていた。封入してからかれこれ3か月経つが、たしか1か月前にクローゼットを整理していたときはOKだったので、この1か月で抜けたことになる。そんなもんかと思いつつポンプで空気抜きしたが、見る間にもとに戻った。どうやら袋が傷んでしまったようだ。
しかたなく新品と交換した。1日経つが問題はなさそう。クローゼット整理時にぶつけるなどして小さなキズを作ってしまったのかもしれない。

それにしても今年はいろいろ残念なブラックフライデーだった。特にSnapmakerがだ。ユーザーをないがしろにする会社に未来などあろうはずがない。つくづく残念だ。

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トゥールビヨン「一応」完成 [3Dプリンター]

このところ10日くらいかけて日々プリントしていたトゥールビヨンだが、週末に一気に作成して一応完成した。

多数のギアが有りそれぞれ精度を要求される。そこで0.25mmノズルを用い遅めの速度でプリントしたので非常に時間がかかった。ギア数個で10時間なんてザラだった。
事前に製作ガイドの和訳をしておいたり、多数使う1.5mmと2.0mmのピンやビス類も用意しておいたので製作は割と早かった。実質1日位でできただろうか。

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ようやく完成。この後数日かけて調整したが、1分くらいで停止してしまう。摩擦抵抗や精度不足が累積してPETGで作成したバネではトルクが弱かったのかもしれない。バネのギアを順方向に力を入れると止まることなく動く。製作ガイドに記載されていたように、金属バネを使えば持続動作したかもしれない。例によって飽きやすい性分なので、ここいらで区切りにしておく。

製作に至る経緯は以下の通りだ。
・2019年ころにYoutubeで存在を知って感銘を受けたがデータが公開されていなかった
・2020年ころにMiniFactoryでデータが公開された
・2021年にデータを購入して製作
よくここまでこぎつけたものだと感慨深い。最初に知ったときの感想は「データが有っても自分には作れない」だ。3Dプリンティングには使いこなしの技量が必要だからだ。フィラメントの良し悪しやスライサーの使いこなしが造形物に大きく影響する。このような「精密機械」の場合においてはなおさらだ。

特に0.4mmノズルでは精度が出ないので0.3mm以下が必須だったことが敷居を高くした。ノズル交換は未だに気軽にはできない。結局Prusa MK3Sの方ではなく、作業しやすいMINIのノズルを交換した。サイズ的に可能なギアはすべてMINIでプリントした。

このトゥールビヨンの設計者は、第二弾として3軸のトゥールビヨンを発表している。先日作成したMiniMechanicaがそのコア部分だ。初代に比べコア部分の再現性が高いので、1分以上は持続動作できるものができると思うが見送ることにする。価格が高いのが一番の理由だが、ベアリングの入手と後処理が手間なのも二の足を踏む要因だ。
というわけで、2年越しの目標が達成できたが割とあっけない気もしている。次は何を作るべきか。目標は今のところなくもないが、要解決事項も多々あるので着手はいつになることか。

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激安フィラメントと「圧縮袋」 [3Dプリンター]

Amazonで激安のフィラメントを見つけたのでついつい買ってしまった。
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各色250gで4色セット(=1kg)で680円。ろくでもない代物かもしれないがAmazonのレビューだけでなくTwitterでの評価もさほど悪くはなかったので(同一人物の可能性もあるが)、ダメ元で買ってみた。しっかりした防湿袋に入っていて巻も悪くない。使ってみないと分からないが第一印象は良かった。

と思ったら、白の袋が密閉されておらず空気が自由に出入りしている。
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本格的に使うのはだいぶ先(11月以降?)になるので、去年買って使っていなかったeSUNの防湿袋に入れてみた。強力なジッパーと空気抜き用の弁があり、専用のポンプで空気を抜く。布団圧縮袋のようなものだ。中に乾燥剤を入れておけば、新品同様の未開封に近い状態で保管できるという代物だ。

IMG_3350.jpegIMG_3351.jpegこの通り気持ちいいくらいに空気が抜けている。これなら保管に問題はないだろう。いい買い物ができたと満足している(袋の方だが)。

<後日追記>
湿気の多い時期をこの状態で保管されてたのなら確実に劣化している。今から防湿袋に入れても劣化したものはもとに戻らない。このフィラメントはマーケットプレイスの商品で、予定納期より1週間近く立っても納品されず催促した経緯がある。発送漏れした挙げ句に劣化した可能性がある品を送ってきたことに、だんだん腹が立ってきた。

ダメ元で交換を要求したら、後日良品と称したものを送ってきた。1色だけでなくセットでだ。少し儲けた気分だが、見てみると4個中2個が密閉されていなかった。幸い不良品のダブリはなかったが、どうやらこの製品はそういうものらしい。その後取り扱いをやめたようだ。
中華製品には泣き寝入りせずしっかり主張することが消費者に根付いてきたかもしれない。多少の不良があっても返品要求の比率が少なければ商売になったのだろうが、もはやそうはならなくなったのか。消費者も馬鹿じゃないことを思い知ったに違いない。

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新フィラメント購入&トゥールビヨン製作練習 [3Dプリンター]

久しぶりの更新。

まずは新フィラメント購入。Polymaker社のPolyTerra PLAは後加工がしやすく靱性が高く(粘りがあって割れにくい)、かつ比較的価格も安いので前から使ってみたかった。安いとはいえ定価3,278円なので様子見していたのだが、Amazonで2,200円で売っていたので3色も買ってしまった。薄紫の「キャンディ」、薄オレンジの「ピーチ」、それと「ミント」だ。中間色のフィラメントは珍しいのでついつい買ってしまった。
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そしてこのフィラメントとPlusament(Prusa社のフィラメント)で、トゥールビヨン製作練習用のMini Mechanica 2.0をプリント&組み立てしてようやく完成。ガンギ車やアンクルなどの主要パーツは、0.25mmノズルを用い印刷速後も遅くしてプリントした。Prusa MINIクローンを使ったがかなり高精度にプリントできて満足している。
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カチカチと動く様は見ていて飽きない。しかしこの程度の規模でもプリントで一部手こずったパーツもある。結果的にはスライサの使いこなしが未熟だったのだが、サポートがうまく剥がれず四苦八苦していた。このときはPolyTerraを入手しておらずちょっと年月のたったフィラメントを使用したせいで糸引きもすごかった。
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PolyTerraを入手した機会にサポートに関するスライサの設定を見直したらうまく行った。正しい設定は基本だが、フィラメントも鮮度が命か。フィラメント乾燥機を使っても改善しなかったので、鮮度よりも質の問題だったのかもしれない。

ともあれ練習用ができたので本番のトゥールビヨンを作成すべきところだけど、管理人の悪い癖で少し飽きてきた。本番に到達するのは少し先になるかもしれない。

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Prusa MINIの純正パーツが納品&取り付け [3Dプリンター]

Prusa社からPrusa MINI用の純正パーツが納品されたので早速取り付けてみた。

最初はSuperPINDA。MINDAは精度が今一つのようで、1層目の高さが安定しなかった。本家のPrusa MINIも同様だったようだが本クローン機の場合、実用的にやや厳しいレベルだった。
ケーブルが結束バンドで固定した太めのテキスタイルスリーブ内にあり、交換に手間がかかったが無事終了。高さも合わせて固定した。
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さらに純正のスムーズPEIシートも購入したので、これに交換して1層目のキャリブレーションを実施した。繰り返しやっても安定している。SuperPINDAの効果は絶大だ。しかもスムーズPEIシートのおかげで純正と見分けがつかない。もう誰にもまがい物とは言わせない。
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このシートは格安のセカンド品にした。Prusa MK3Sのセカンド品が、本体付属品より質が良かった事もあって、良品と見分けがつかないだろうと思っていた。しかし片面の端の部分がムラになっており、盛り上がったようになっていた。そばかすのような点々も見られる。やはりセカンド品だったか。中央がムラだったら完全不良品で端の方ならセカンド品という扱いなのか。承知の上で買ったので文句は言えないがちょっとがっかり。
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この他にサテンシートも買ったので、合計金額では本家と同じくらいになってしまったかもしれない。一連のアップグレードで2台ともPrusa MK3S+とPrusa MINI+と最新マシンになった。気分は良いが2台あってどうするのかは今後の課題だ。

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