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とうとう完成・・・これからが始まりらしいが [週刊和時計をつくる]

組み上げると早いもので、1週間かからずデアゴスティーニの和時計が完成してしまった。飾り柱や左右の扉も設置し、さらにケースに入れて完成。

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とりあえず上下天符での計時動作は確認できたが、時打ちや文字盤の回転、さらには上下天符の切り替えは未確認だ。そして肝心の時間調整だが、これはとても時間がかかりそうだ。

当時の職人は製作に1年、調整に1年かけていたと聞く。製作は早められても調整だけは当時とさほど変わらない。設定して実際に動かしてみるしかないからだ。ただ単位時間あたりの天符の往復回数から、およその時間調整はできる模様。冊子を読んで気長に調整してみるか。と、思ったが飽きやすい管理人には辛抱強く調整するのは無理かも知れない。

とりあえずの不具合と言えば、時打ちが澄んだ音にならないことだ。打った後、ハンマーが鐘とわずか離れるのが理想だが今は接触している模様。偏心したキャップのようなもので適切な位置を見つけ出すことになっているが、一番厚い位置にしても接触してしまう。とりあえず養生テープでも巻いてみて厚くしてみるか。小さいパーツではあるが、3Dプリンタで作れるかも知れない。半時(現代で言うところの約1時間)ごとに1回は鳴るので、やはりここだけは直しておきたいところだ。

ゆっくりした天符の動きや、わずかに聞こえるカチコチ音は和ませる雰囲気がある。左右扉を外して各歯車が見るようにしておけば、何時間でも見ていられるかも知れない。そんな気にさせる逸品であり、デアゴスティーニものでは久しぶりに感じた達成感だ。

だが、あらためて思うに機械式時計は精密機器だ。うっかり転倒させたらどこかが歪んで元の通り動くことは難しいだろう。こちらに書かかれている和時計は、製作の過程でぞんざいに扱われて、各パーツにゆがみが出てしまったのだろう。1年以上かけて製作する過程ではそういう事故も起こりえるので、製品不良のような書き方をされてちょっと残念だ。

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