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フィラメント1kg購入して精力的にプリント [週刊マイ3Dプリンター]

いろいろ迷ったが比較的評判の良い低価格フィラメント(HICTOP、白1kg、¥2,000)を購入。案の定、いくつかトラブルに遭遇した。

●フィラメントの送り出し不良
よくある性能評価用の船のモデルをプリントするも、フィラメントの送り出が途中で途絶えてしまい、カラ印刷をするようになった。エクストルーダのアームのバネを最強にしたが時々失敗する。エクストルーダを外してみると、アームの取り付けねじが緩んでいた。押さえつけの力が分散していたのかも知れない。
ねじを締め直したがバネは最強でないと、たまに失敗する。このフィラメントは径が若干細いのかも知れない。それでアームの不具合が発覚しなかったのか。精度の高いノギスがあれば計ってみるのだが。

●外周部での定着不良
底面積の大きい造形物では、外周部で定着せず1層目で失敗することが多々あった。ノズルとステージとのギャップをいろいろいじってみたがダメ。ヘアスプレーの「ケープ」を購入して吹き付けることも考えたが、皮脂による汚れも定着不良に原因になるとのことでステージを洗ってみた。
一応うまくいった。1層目がかろうじて定着したのでその後は問題なく造形できた。「一応」というのは、外周部の特定箇所で定着しにくいところが発生することだ。再現性があるのでステージの高さが不均一なせいか、定着用のシート「BuildTak」の表面の荒れかいずれかかもしれない。

「底面積の大きい造形物」とはこれのことだ。
IMG_1740.jpgIMG_1745.jpg

国土地理院のサイトでは日本全国の任意箇所の3DデータをSTL形式でダウンロードできる。管理人が良く行く伊豆半島と、実家のある地域を3Dプリントしてみた。(積層ピッチ0.2mm、充填率20%)
伊豆半島の方は天城山の険しさが表現できているが、三島のあたりが「水没」している。積層ピッチが0.2mmのためかZ軸方向の解像度が足りなかったためかも知れない。
実家の方は、河岸段丘や扇状地が一応表現できているがインパクトが弱い。もう少し広範囲にしてさらに高さ方向の倍率(現状はたしか2倍)をあげた方が良かったかも。
かつて小学校高学年の頃、夏休みの工作でボール紙を用いて立体地図を作ったことがある。まさに今回3Dプリントしたこの場所をだ。時を経て最新テクノロジーでいとも簡単に再現できたことは感慨深い。

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